
- 被リンクってどういうもの?
- SEO効果はあるの?
初心者ブロガーさんの中には「被リンク」について分からない方も多いのではないでしょうか。
ブログSEOは基本的に内部施策がメインですが、外部施策である被リンクも、積み重ねることで順位にプラス影響があります。
被リンクはコントロールして増やすことは難しいのであまり時間をかけすぎるのはオススメしないですが、増やすためのコツはあります。
この記事では被リンクの効果や被リンク獲得のコツを解説していきます。
この記事を書いてる人

本業と副業メディア運営の経験を活かして、悩みを解決していきますね。
被リンクとは
被リンクは「ひりんく」と読み、他サイトから自サイトへ貼られているリンクのことを指します。
被リンクの数が多いほど、ユーザーへの価値がある信頼されたサイトとして検索エンジンに評価されるため、SEO対策として重要な要素の1つになります。
また、被リンクは「バックリンク」や「外部リンク」とも呼ばれています。
被リンクのSEO効果
被リンクにはSEO効果がありますが、リンク元や設置方法により大きく差が出てきます。
被リンクには以下のように「良い被リンク」「悪い被リンク」があるのでそれぞれ解説していきます。
- 「SEO効果を高める被リンク」
- 「SEO上マイナスとなる被リンク」
SEO効果を高める被リンク
SEO効果を高めるためには以下ポイントを抑えましょう。
高品質の被リンク
被リンクは数も重要ですが、高品質の被リンク獲得が一番重要です。
「高品質」というのは以下のことです。
- リンク元が評価高いサイトであること
- リンク元と自サイトが関連性あること
- ユーザー利用率の高いリンクであること
例えば食べログは「飲食店の検索サイト」として非常に評価が高いサイトですが、あなたのサイトが「女性向け求人情報」を扱うサイトの場合、食べログからの被リンクにあまり価値はありません。
もちろん食べログほど評価が高いサイトの被リンクであれば評価可能性はありますが、逆にスパムリンクと捉えられる可能性もありますし、飲食店を探すユーザーは当該リンクをクリックしないです。
そのため、親和性が高く評価されたサイトからの被リンク獲得を目指しましょう。
被リンクの数
高い品質であることが前提ですが、被リンクの数が多いほど効果があります。
ユニークドメインからの被リンク数
数は重要ですが、同一被リンク元から数が多くてもあまり意味がありません。
- 2サイトから、1サイト5つずつ、合計10の被リンク
- 10サイトから、1サイト1つずつ、合計10の被リンク
上記であれば基本的には後者に価値があります。
ユニークな被リンク元を増やすことを意識していきましょう。
SEOに悪影響がある被リンク
被リンクはあることで悪影響となる可能性もあります。
増やしても低品質な被リンクは逆効果なので、以下とならないよう注意しましょう!
スパムリンク
いくつかありますが具体的には「購入された被リンク」が一番注意です。
近年は減ってきましたが、昔のSEO業者は発リンク用のサイトをたくさん作り、被リンク購入者に対してリンクを貼っていました。過去はこれでも評価されてしまっていました。
Googleも対策を強めたため最近は被リンク購入は少なくなりましたが、まだあります。
バレないと思って購入しても、業者のサイトがGoogleにバレてBANされた際にマイナス影響を受けることがあるので「被リンク購入」は絶対にやめましょう。
(一時的に上がったとしても、どこかでバレて下がるだけです)
SEO目的の相互リンク
購入リンクのような悪質性は全くないですが、相互リンクも要注意です。
仲良くなったブロガー仲間同士での相互リンクなど自然なレベルであれば大丈夫ですが、被リンクを張り合うコミュニティなどで対応するのはNGです。
そのような被リンクはプラス評価もほぼなく、リスクだけが高いので要注意です。
自サイトと関連性が低いリンク
自分のサイトと関連性がない・薄いページからの被リンクは評価に繋がりません。
あってマイナスではないですが、被リンクは関連性高いコンテンツからの獲得を目指しましょう。
同じアンカーテキストでの被リンク
色々なサイトから被リンクをもらうとしても、アンカーテキスト(リンクテキスト)が全く同じ場合はスパムと見られる可能性があるので注意です。
見えない・使われない被リンク
ユーザーの目に見えないよう装飾されたリンクや、共通フッターに貼られたような被リンクも評価されません。あくまでユーザーが自然と利用する被リンクほど価値があります。
被リンクを増やす方法
被リンクはコントロール出来ないことが多いですが、増やすためのコツはあります。
日々のサイト運営に少しずつ取り入れてみてください。
品質高いコンテンツを作る
一番重要なのは結局これです。
ユーザーの課題を解決する品質が高いコンテンツを作り続けることです。
被リンクがあるということは誰かがあなたの記事を紹介したいということです。
自分の記事で紹介したい記事というのは、特定の内容について「知りたい情報があり」「オリジナリティがあり」「分かりやすい」記事ではないでしょうか。
なので読者が「あの記事良かったよ」と共有したくなるコンテンツを作ることが重要です。
「検索キーワード」ごとの「ユーザー検索意図」を誰よりも深く考え、競合サイトにない情報を1つでも多く取り入れたページにしていきましょう。
引用されやすいコンテンツ
「引用されやすい」コンテンツはある程度ロジカルに作ることができます。
自分のサイトのジャンル・領域において、他サイトから引用されるコンテンツ・見せ方をすることで被リンクを増やすことができます。
具体的には以下のような対策です。
- 食べログのような「飲食店検索サイト」なら、「コロナにより客足や飲食店予約の推移」情報を店舗調査したうえで公開
- 例えば僕の「ブログ情報サイト」なら、「ブロガーがどれくらいアフィリエイト売上を稼いでいるか」の調査結果
など、自サイト領域でみんなが知りたいであろう情報をまとめることです。
Yahooニュースで引用されている情報を見てみると参考になるかもしれませんね。
上記を行うことで、マスメディア等は関連記事を書くときに情報引用してもらえる可能性が高くなります。
マスメディアからの引用を狙うか個人ブロガーからを狙うかで情粒度は変わりますが、誰がこの情報を引用するか考えることで可能性を上げることができます。
SNSを利用
僕もこのブログと同じ領域のTwitterを運営していますが、SNSはSEOにも有効です。
同ジャンルの情報発信でフォロワーさんを獲得できれば、検索エンジン経由のユーザーより同じ属性の人であることが高いです。そうなると情報に価値を感じてもらいやすく、被リンクも受けやすいのでSNS活用も検討してみてください。
また、ページ内に「ソーシャルボタン」を設置・訴求するのも効果があります。
ただソーシャルボタン設置での拡散は、結局「SNS受けするコンテンツかどうか」が重要なので、ABテストなどで何が受けるか改善していくことが重要です。
被リンクのチェック方法
ちなみに被リンクを詳細にチェックするにはツールを使う必要があります。
Google Search Consoleで被リンクチェック
概要だけ知るにはSearch Consoleでチェック可能です。
左メニューの「リンク」を見ると以下が確認できます。
- 「上位のリンクされているページ」
- 「上位のリンク元サイト」
- 「上位のリンク元テキスト」
サイトが大きくなるまでは上記を眺める程度で問題ありません。
チェック時の視点の1つとして以下頭に入れておきましょう。
悪意のあるサイトが、あなたのサイトに対して関連性薄いテキストで多く被リンクを貼りマイナス影響を与えようとすることがあります。
この場合「被リンクの否認」をGoogleへ伝えることでマイナス影響を回避できますので、そういう動きが見えた場合には対応をしていきましょう。
被リンクチェックツールを利用
被リンクチェックのツールはどれも高いので初心者ブロガーさんには基本的に不要です。
ただお金に余裕がある場合、一度使ってみることをおすすめです。
個人的には本業でも利用している「Ahrefs」がおすすめですが、いくつかあるので自分にあったツールを検討してみてください。
被リンク獲得でサイト評価向上を目指そう
被リンクの効果についてわかりましたでしょうか?
結局テクニカルな方法は多くなく、1つ1つのコンテンツを高めることが被リンクにも繋がってきます。
その中でも引用されやすい見せ方や、低品質被リンクを増やさない意識は必要ですね。
ブログ立ち上げ期は「コンテンツ」と「内部SEO施策」中心で良いですが、中長期のために被リンク獲得も視野に入れ評価をサイト高めていきましょう。