- SEO対策ってなに?
- ブログに必要なSEOが知りたい!
SEOは「Googleで上位表示するための対策」ですが、奥が深く上記のような悩みを持つ方も多くいます。
SEOのすべてを理解するには知識だけでなく、様々な種類のサイトを運営・分析をしないと理解しにくい部分もありなかなか難しいです。
ですが、「ブログに必要なSEO知識」は実はそんなに多くありません。
この記事では「ブログに必要なSEO知識」を網羅的に理解できるようまとめて解説していきます。
この記事を書いてる人
本業と副業メディア運営の経験を活かして、悩みを解決していきますね。
SEOとは
まずはSEOとは何かを理解していきましょう。
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)それぞれの頭文字を取った略称で、簡単言うと、「Googleの検索結果」で上位表示する対策のことです。
Googleは検索キーワードごとに「ユーザーに適切なサイト」を上位表示にすることで、利用者に価値を提供しています。
そしてGoogleは「ユーザーに適切なサイト」が何かを判断するために、数百以上とも言われる評価項目を使い日々検索結果の改善を行っています。
このGoogleの評価指標は具体的には公開されていませんが、Googleは常に「ユーザーのためになるコンテンツを作れば良い」と言っています。
Googleの言う「ユーザーのためになるコンテンツ」については、各サイト運営者の情報やGoogle検索結果を調査すれば見えてきます。この記事では、ユーザー・Googleに評価されるサイト作成方法について解説していきます。
SEOのメリット・デメリット
SEO対策を学ぶ前に、SEOのメリット・デメリットも把握しておきましょう。
SEOに興味がある方は「サイトのトラフィック拡大がしたい」方だと思いますが、SEOはトラフィック拡大方法の1つです。サイト内容やかけられるリソース(人・金)によっては最適な方法じゃない場合もあります。
SEO対策はメリット・デメリットを把握したうえで対策することが重要です。
SEOのメリット
メリット①費用がかからない
ブログは広告を使ってユーザーを集めることも可能です。
ただ広告を使ってユーザーを集めても、ユーザーの獲得費用以上に稼ぐことが出来ていないと赤字となります。また黒字だとしても広告費用があると大きく利益は出ませんし、外部の広告費用は市場変化で高騰することもあるので、広告だけに依存している状態は非常に危険です。
SEO対策でトラフィックを獲得できれば赤字もなく、売上を作れるサイトの場合利益が非常に大きくなります。初心者が始める場合にもリスクなく初められるのがメリットの1つです。
メリット②一度評価されると簡単に崩れない
SEOの評価には時間がかかりますが、一度評価されると簡単には崩れません。
むしろ継続できていれば評価された領域においてドメインエイジも高くなり、信頼性にも繋がるため現在のGoogle評価基準としてはさらにプラスです。
その分上位にライバルが固定化されている領域で勝ちにいく難易度は上がっていますが、一度受けた評価が継続する点はSEOのメリットです。
SEOのデメリット
デメリット①時間かかる
SEO対策の効果は時間がかかることがデメリットです。
新しいサイトの場合、「怪しいサイトじゃないか」「コピーサイトじゃないか」等の判断や、どういう記事が積み重なるかによって「このブログは○○領域」に強いサイトと理解するまで時間がかかります。
新規サイトはライバルの弱い領域でも3ヶ月〜半年、強い領域では半年〜1年間は頑張っても成果が見えないことも多いほど。
そのため初心者ブロガーは挫折しがちですが、それを継続できたブログは信頼性もあり評価にも繋がります。ただ時間がかかる点は初心者にはデメリットと感じるでしょう。
デメリット②定期的な更新が必要
一度評価されると簡単に崩れない、とは言え定期的なアップデートは必須です。
一般ユーザーからすると更新性が低いサイトは
- 書いてる情報が最新なのか分からず不安
- そもそも今も運用されているサイトか不安
と思ってしまいますよね。
上記以外でも、記事の内容によっては半年〜1年経過すると古く間違っている情報もあります。
領域にもよりますが、ユーザーが求める情報に常にアップデートされているかは重要な指標ですが、その分更新運用が必要というデメリットがあります。
SEOの本質的な対策
SEO対策にはテクニックもありますが、テクニックから入ると画一的なテンプレ記事となってしまい、良い記事にはなりません。
まずは「どういう記事が良いものか」、5つのポイントを学んでいきましょう。
①ユーザーの問題解決できる
ブログはユーザーの問題解決ができることに本質的な価値があります。
ユーザーがGoogleで何か検索する時は基本的に
- 「知りたいことがある」
- 「悩み・課題の解決法を知りたい」
- 「何かアクションをしたい」
時ですよね。
検索した時に「知りたい情報」「悩みを解決できる方法」を、
- 分かりやすく
- 簡潔に
- 他にない独自性ある方法で
提供できればあなたのブログに価値があると言えます。
もちろんブログには「日記」や「自分の考え・考察を発信」などの使い方もあります。
ただ上記は特定のファンがいるケースを除きあまりニーズはありません。
②検索意図にそったコンテンツを網羅できている
ユーザーは検索する時、
- こういう理由のため
- ○○の情報が欲しい
など、どんなブログが出てほしいのか「理想の状態」は頭にある状態です。
つまり上記を満たすブログ記事を作る事ができればユーザー満足度が上がり結果Googleにも評価されます。
そのためには、記事を書く時に「自分が好きなことを書く」ではなく、記事ごとに「ターゲットキーワードと、その時にユーザーが欲しいであろう情報」を仮説立てて書く必要があります。
後半のテクニックでも紹介しますが、ブログは記事ごとに「検索意図を意識してコンテンツ作成」をしていきましょう。
③オリジナリティがある
ブログにはライバルがいますが同じ情報が1ページ目に並んでいてもあまり価値がないですよね。
なので他サイトにない情報、同じ情報でも切り口が異なる紹介、には価値があります。
そのため記事を書く時には上位サイトを見た上で「独自の価値が提供できないか」考えることは重要です。
ですが無理やりオリジナリティを出す必要はありません。
上位記事の内容がユーザーの知りたい内容に合致している場合、無理にオリジナリティを出すと読みにくいだけになるので、注意しましょう。
④E-A-Tを高める
2019年からGoogleはE-A-Tを重要視するようになってきました。
E-A-Tとは?
E-A-Tは、「専門性/権威性/信頼性」それぞれの英語の頭文字をとったものですが、Googleの検索品質評価ガイドラインのうちの1つの指標です。
個人でE-A-T評価を上げるのは企業に比べて不利ですが、以下のような方法でE-A-T評価を高めることができるはずです。
- ブログを同じ領域のテーマで書き続ける
- 領域内で必要な情報を網羅する
- TwitterなどSNSを同じテーマで運営し、ブログへ流入させる
権威性は継続することによって少しずつ得られます。
目に見えず時間もかかることですが、継続していきましょう。
⑤最後まで読みたくなる
最後に重要なのは「最後まで読みたくなる」記事にすることです。
そのためには
- ユーザーが興味あるコンテンツを網羅する
- 読み進めたくなるよう書き方を工夫する
- 適度に画像・イラスト・図表を入れる
が重要です。
細かいテクニックではなく、最終的にはコンテンツ(記事内容)が最重要です。
リリース時から100点を取る必要はないので、定期的にリライトを行い少しずつ情報追加・読みやすく改善していきましょう。
SEOのテクニック
本質を理解できたところで、SEOのテクニックを覚えていきましょう。
過去はハック含め様々なSEOテクニックがありましたが、今はGoogle側でハックはほぼ対策されています。そのためハックをするとサイト評価が飛ぶこともあるので気をつけましょう。
SEOを難しく考えず、「Googleがページ評価をするのを手伝えるよう、サイト構成を正しく伝える」テクニックだけ覚えていけばOKです。
将来的にはこのテクニックも重要度が低くなると思いますが、今はまだGoogleが判断しやすいよう情報をまとめてあげる必要があります。
以下から主要なテクニックを解説していきます。
SEOテクニック①1つのターゲットキーワードの選定
記事を書く時は「ターゲットキーワードを1つ定める」ことが重要です。
ターゲットキーワードがあると、検索するユーザーの検索意図が設定でき、ユーザーが求めているコンテンツをまとめることができます。
ターゲットキーワードがない場合、話がぶれたり、ターゲットが広すぎて誰にも響かない記事となってしまいます。
なので
- 「必ず1つ」
- 「ターゲットキーワードを設定」
するようにしましょう。
SEOテクニック②title,h1,h2の記事構成を先につくる
関連キーワードを記事内にコンテンツとして盛り込むことも重要です。
関連キーワードの対応をしっかり行うことで、
- 関連キーワードでの検索流入を狙える
- ターゲットキーワードの順位改善にも繋がる
のでターゲットキーワードを決めた後は「関連キーワード」対策も忘れずに行いましょう。
この際SEO上で留意したいことは
- ターゲットキーワードはtitle,h1に必ず含める
- 関連キーワードをh2に含める
- その際ターゲットキーワードもh2にも入れられるとベター
です。
Googleは記事の内容を把握するのにtitle,h1を重要視しています。
またh2に含めるのも現時点では有効なため忘れず対応していきましょう。
2020/7/18現在では title,h1,h2 へキーワード含めるは重要です。
ですがh1,h2にキーワードを含めるというのは今後重要度が下がってくるはずです。
SEOテクニック③指示語はキーワードに置換する
細かなテクニックですが、記事内で「あれ」「これ」など指示語を使っている場合、なるべくキーワードに置き換えるほうが良いです。
Googleは記事内での「キーワード」の表示回数・含有率も見ているため、キーワードは指示語にせずできるだけキーワードのまま使いましょう。
SEOテクニック④内部リンク
SEO対策のリンク施策としては大きく「内部リンク」「外部リンク(被リンク)」があります。
被リンクに関してはユーザーに有益な情報や「引用されたくなるコンテンツ」を作ることで獲得ができるので、テクニックで獲得するよりコンテンツのクオリティを上げることに注力しましょう。
ですが内部リンクについては意識することが重要です。
内部リンクはその名の通り、サイト内のページへのリンクのことです。
ブログのページは1ページ1ページが評価されパワーを持ちますが、内部リンクを貼ることでリンク先にパワーを渡すことができます。
そのため関連性ある記事については内部リンクを設定していきましょう。
この際の注意ポイントは以下です。
- 記事のパワーは、発リンクそれぞれに均等に分配されます
- パワー10の記事から10本リンクがあると、各記事へ1パワーずつ渡されます
- 関連性がない記事へパワーを送っても評価されにくい
- 外部リンクにパワー流出しないよう、外部リンクには<a rel="nofollow">とする
上記を意識して内部リンクを設置しましょう。
SEOテクニック⑤リダイレクト、canonicalなどの理解
SEOではシステム知識も一部必要です。
詳細は別記事で個別にまとめていきますが、以下用語で理解していないものがあれば、しっかり理解しておきましょう。
- リダイレクト(301/302)
- canonical
- robots.txt
- sitemap.xml
- フェッチ
- meta robots
SEOを駆使してアクセス・売上を伸ばそう!
SEOについて理解できましたでしょうか?
SEOは少し難しく感じるかもしれませんがブログをやるには必須なスキルです。
お金をかけて集客するのではなく、コンテンツ作成やサイト構成など自分の力だけで集客ができると収益も利益率も大きくなります。
1つずつ理解すればそこまで難しい内容ではないので、ぜひ自分のブログで実践していってください。SEOで順位改善をしていきましょう!