
- フェッチ(Fetch as Google)ってなに?
- ブログ運営でいつ使えばいいの?
副業ブログを運用していると「フェッチ」という言葉を聞く機会もあると思います。
ただ、具体的にどういうもので、いつ使えばいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
「ブログ運営初期において、記事アップロードや更新をしたらフェッチする」
とだけ覚えておけば基本問題ないですが、難しい内容ではないので、この記事を見てしっかり理解しておきましょう。

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本業と副業メディア運営の経験を活かして、悩みを解決していきますね。
目次
フェッチ(Fetch as Google)とは
「Fetch as Google」とは、旧サーチコンソールの機能の1つで「フェッチ」と呼ばれていました。
「フェッチ」の役割を簡単に言うと「Google botにクロール・レンダリングをお願いする機能」になります。
(復習)Googleがサイトをインデックス・評価する仕組みとは
Googleが、Google検索結果上にWebサイトを掲載・順位付けする仕組みは以下となります。
- Google bot(グーグルボット)がWebサイトを読んでどんなサイトが理解
- Google検索結果上にインデックス(検索結果上にWebサイトが掲載される状態に)する
- Google botは定期的にサイトを巡回し、新ページがないか、更新がないかチェック
- 常にサイト評価をし、各キーワードごとに適切に順位付け
※4の補足ですが、Googleは常に細かいアルゴリズム変更をしています。そのため日々少しずつは順位変動が起きます。大きいアルゴリズム変更は「コアアップデート」がありますが年に3,4回あります。
「フェッチ」すると「このページを今見て」とお願いできる
Googleは上記でまとめたように定期的にサイトを巡回しますが、リアルタイムではありません。
そのため新規ページ作成時や更新時にフェッチを行うと、すぐにページをインデックスや評価更新が行われるということになります。
サイト立ち上げ初期は「更新時に必ずフェッチ!」
更新性が高いサイトやパワーのあるサイトほど、Google botの巡回頻度は高くなります。そういったサイトの場合、都度フェッチはせずとも基本的に巡回してくれるので必須ではありません。
(フェッチしてもマイナスはない)
逆に、新規ドメインで作り日の浅いサイトはGoogle bot来訪頻度が少なくなります。
なので、ブログ開設から半年程度(1年でも)は新規ページ作成/更新時に必ずフェッチを行いましょう。
新サーチコンソールでは「URL検査」に変更
フェッチですが、実は2018年12月13日以降の新サーチコンソールでは同名での機能はなくなり、「URL検査」という機能に包括されるようになりました。
全く同じ機能ではないですが、「URL検査」で同様のことが出来るので、以下でやり方を紹介します。

新サーチコンソールでのFetch as Google方法
新サーチコンソールでの「フェッチ」は以下流れになります。
ステップ1:ページ上部の枠に「フェッチしたいURL」を入力
上記の枠にURLを入力し確定しましょう。
ステップ2:「インデックス登録をリクエスト」
以下画像はインデックス済の例ですが、インデックスされていない場合は「インデックスされていません」と表示されます。
インデックスされていても、されていなくても、以下「インデックス登録をリクエスト」することで「インデックス依頼/最新ページを読んで」とGoogleにお願いすることができます。
これで以上です。簡単なので是非やってみましょう。
URL検査のその他機能
ちなみにURL検索をすると、以下画像内に色々な情報が表示されますが、合わせて解説していきますね。
基本的に緑のチェックがついていれば内容を詳しく理解してなくとも大丈夫です。
カバレッジ
Google botがチェックした結果が表示されます。
「送信して登録されました」というのは無事インデックスされたということですね。
また、開くと以下のような情報も見ることができます。
- どのサイトマップにURLが記載されているか
- 最終クロール日か、Google botのUA、クロールやインデックスの許可設定
- 正規URLがどのような設定になっているか
拡張>モバイルユーザビリティ
スマホでサイトを見た時に「ユーザビリティ(使いやすさ)」が問題ないかのチェックです。
- 複数のリンクが近すぎて誤タップしてしまう
- 文字が小さくて見にくい
などの場合、NG内容が指摘されるので対応していきましょう。
拡張>パンくずリスト
ここからはサイトによって出るもの・出ないものがあります。
パンくずはどの画面上表示しているサイトが多いですが、HTML上に「Googleが読む用のパンくずの記載」があればここに表示されます。
そしてその記載方法に間違いがないか表示されます。NGの場合対応をしていきましょう。
公開URLをテスト
最後に「公開URLをテスト」機能です。押下すると少し時間がかかりますが、実際のサイトをGoogle botがレンダリング(パソコンやスマホ画面に描画)のテストをしてくれます。
その後「クロール済のページを表示」というリンクが表示されるので押下すると以下3つの情報が確認できます。
- HTML:ページのソースコードを表示
- スクリーンショット:パソコンorスマホでの実際に見える画面のキャプチャを表示
- その他の情報:HTML,css,jsなどにエラーがないか表示
ここは少し中級者向けの内容なので、基本的にあまり気にせずOKです。
「モバイルユーザビリティ」の内容でNGが出ていたら具体的にどこがNGなのかをチェックする程度にしましょう。
あと豆知識的な使い方ですが。
例えば一度noindexにしてしまったページは、Googleがindexと判別するまでフェッチができません。
この場合、一度「公開URL」テストを実施すると最新のページ情報を取得するので、index状態の変更をGoogleに伝えられます。
誤ってnoindexにしたせいでフェッチができない、、、という時も試してみてください。
ブログ立ち上げ期にはフェッチを忘れずに!
後半、少しフェッチ以外の機能も紹介しましたが、フェッチについては理解できましたでしょうか?
- フェッチをすると、Googleに個別ページのクロールをお願いできる
- サイト立ち上げしばらくは、新規ページ作成/更新時にフェッチするべき
以上2点を覚えておけば、フェッチについてはOKです。
サーチコンソールの使い方も少しずつマスターし、ブログ運営頑張りましょう♪